HONDA CR-Xデルソル (delSol) 1992-1998 memorandum

世間に広まっている、CR-Xデルソルに関したデタラメ情報を訂正します

ネットの情報って、 実は信用度、低い。
よく知りもしないで、評論家気取りで正論のごとく嘘言を書き綴る文面はいたるところに存在します。
それをすべてピックアップするのは不可能ですが、我が愛車であるデルソルの間違った見解を何点か発見しましたので、ここで現オーナーが正しく導こうと思います。

嫌な助手席の態度

・これは誤報ですその1・
ルーフを収納するとトランクは使えなくなる
SNS経由で見つけた情報。これをあの小川フ◯ヲとかいう有名ライターが有名なカー雑誌にて記載していたのだからあきれます。

手動ルーフがトランクにしまいこまれた写真これだけを見ると、まるでトランクを塞がれているかのようにルーフが配置されているかのように見えます。
たぶんカタログ掲載写真だけみてそれだけで独自見解したのでしょう。

「ルーフをしまい込むとトランクが使えなくなるという潔さ」
と堂々と記事掲載しておりました。

ルーフはルーフステイに固定されます。このルーフステイ、解除レバーひけばせりあがります。 なので荷物の出し入れには全く邪魔にはなりません。

デルソルのルーフ

トランクに何が積まれていようが、これから何を積もうが、それが規定量内である限り、いつもどおり収納可能です。

あきらかな取材不足、思い入れなくいいかげんに書いた適当記事。
よく平気で間違った情報を全世界へ発信できるなあ、です。

・これは誤報ですその2・
CR-Xデルソルのトランクは’トランストップ’とよばれる

某自動車サイトで見つけました。
これは間違いではないですが正しいともいえません。
トランストップの名称が与えられるのは電動オープンルーフのみ。
手動のトランクはただのマニュアルルーフです。

手で開けるデルソルにはリアウインドウには「TRANSTOP」の表記はありません。
マニュアル乗りの私と、トランストップ乗りの友人とですり合わせ裏付けた情報です。

・これは誤報ですその3・
CR-Xデルソルが先代のライトウェイト路線をやめオープンに路線を替えたのはバブル景気の時代背景で豪華かつ派手な要素を付け足しその波に乗りたかったから

これは個人ブログなどで書いている記事に多かった内容です。
すぐにバブル景気と結びつけたがる。
で、ほとんどは酷評文面に展開なっていくという結末。
時代は確かに重なりますがトランストップはバブルの勢いで誕生したものではございません。

デルソルのライトウェイトスポーツカーから逸脱しマイルドなオープンカーに路線変更した理由はいくつか理由があります。
ですが、その中には「バブルだから豪華なものにした」は当てはまらないようです。

資料があります。
欧米で先代CR-Xが「スポーツカー」定義されたため保険料が激高になり、ターゲットだったセクレタリカーとして当てはまらなくなったため(引用:Honda Style ) ホンダプリモ系のスポーツシビックと競合車になるのを避けたため(国産名車コレクション) これが開発者のお言葉でした。

・これは誤報ですその4・
手動ルーフは重くて一人じゃ無理

これ書いた人って、ほんと体感も裏付け調査もしてないんだなと呆れます。
結論申しますと、実際私一人で難なく開け閉めしてます!

アルミ素材でできているので、成人男性であればよほどの軟弱坊やで無い限りあっさり持ち上げられます。 現に私は30秒ぐらいあれば脱着してしまいます。 その都度確認停止を行い1分弱かかるトランストップより作業が早かったりします。 

何を根拠に重い・無理と発言したのか逆に知りたいぐらいです。

ただし女性にはきついと思われます。いくらアルミでできているとはいえ軽いわけではないし、「大きな四角い板」なので風にあおられることもあります。

・これは正しかった・
デルソルが販売開始された際先代のサイバーCR-Xの中古相場が上昇した

そのとおりでした。
それほどまでに歴代CR-Xファンからの見放され度は高かった。

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