HONDA CR-Xデルソル (delSol) 1992-1998 memorandum

雑談 300km/hを刻むメーターは果たして必要なのだろうか、私の答えは、必要!

国産普通乗用車のアナログメーターは最高値が180km/h、軽自動車ならかつては120km/h、(現在140km/h) まで刻まれてる、ていうのが一般的です。
対して欧州では普通車でも200km/h越え、高級スポーツカーなら280km/h、300km/h。もちろんこれは真っ当な理由があります。 
でもクルマにあまり興味関心のない方から「そこまで必要?」ていう質問をよく耳にします。それに対する私の考えです。

CR-Xデルソル 速度計

メーター300km/hはスーパーカー小僧の憧れだった

速度計の目盛りは数値がでかいほど「かっこいい!」

先に述べておきます。これは私の持論であり、世間の正論とはズレまくり、かけ離れております。
共感してくださると嬉しいですがこれを正論として認識しないでくださいませ。

ドイツほか欧州国には法定最高速度無制限区間が存在する「アウトバーン」という高速道路があります。だから外車には240km/hオーバーのメーターをつけた車が多数存在するのはわかります。

その点、日本国内を走る国産乗用車はそれほど高速走行を必要とする公道はまずありませんから、速度計は180km/hが最高速度でも全然支障なかったんじゃないかと思います。補足・首都高を法外速度でぶっ飛ばす系のお話は一切しませんよ。

ですが、この記事を書いているサイト運営者の私は、スーパーカー小僧だった小学生のころ、親父の車マツダファミリアセダンのメーターを見て「つまんねー」とため息ついておりました。

スーパーカー登場のテレビ番組、スーパーカーのプロマイド、親が買ってた、スーパーカーの内装写真が載ってた雑誌、これらに映る、280km/hを超えるメーター数値が記載された写真、に目を輝かせてたのです。

ロータス・ヨーロッパ

つまり、子供にとって280km/h、300km/hの速度計は、カッコイイ の象徴だったわけです。

言い換えれば、スーパーカーにとっての重要な装飾品だったと。

上に開くドアや、開いてせり出すヘッドライトと同じく、300km/h近く刻まれたメーターはカッコイイスーパーカーのステイタスシンボルだったんです。

ブーム全盛のころたまたま路駐していた車種忘却外車の中のぞきまして、メーター260km/hって書いてあったのみて興奮した記憶、今も大事にとっております。

デルソルの前の車シトロエンAXも、速度計は230km/hを刻んでおりましてとても誇らしかったです。.

300km/h刻んだメーターは、そのクルマの外観の派手さにプラスされる外観的デザイン要素のひとつなんだと思います。

もし仮面ライダーを代表とする特撮ヒーローの乗るバイクやクルマが市販のままだったとしたら世の子どもたちはガッカリするかもしれません。
でも大人視点で見る仮面ライダーのバイク・クルマの装飾はムダなものばかり。飛ぶわけでもないのについてる翼、意味のないプロペラ、絶対ヤケドするぞというくらいせりだしたマフラー、ハンドルがきれないくらい飾られた発射管か何か。

でも、そのムダでハデな装飾があるからこそ、子供たちはその乗り物を「カッコイイ」 と、称賛し、超合金をほしがるわけであります。機能性とか性能とか効率とかじゃない、カッコイイ、と目を輝かせること。欲しがらせること、これが重要。

この重要な要素を、300km/hメーターは持っている、ということ、これが私の私見持論です。

記事作成日 2022年10月5日
最終更新日 2022年10月5日