HONDA CR-Xデルソル (delSol) 1992-1998 memorandum

90車のハロゲンヘッドライトを、LEDへ交換。理由は光量不足

光量不足で車検に適合できない車種が増えてきた90車、私のCR-Xデルソルも2024年の車検のときでギリギリ合格、次回はおそらく通らないだろうから対処が必要になると言われました。
なのでLEDへ交換することにします。ただの球だけ交換とはならなかったLED換装です。設置の詳細と、総費用の解説です。

交換プロセスなどの解説はありません。ご容赦ください。

LEDヘッドライト交換 90車

 

前準備編その1、 90車にも適合できるLED球を探す

HID球は使うなとディーラーからの助言

光量不足で車検が通せず、交換用ライトも見つからずやむなく手放した90車のお話、聞く頻度がだいぶ増えてきました。私の車CR-Xデルソルも2024年度車検はギリギリ通りましたが、車両ひきわたしの際に、次回の課題のヘッドライト光量改善のお話はありました。

なので、次回までに、改善が急務、方法はライト自体交換パーツがない以上中の球のハロゲン以外の交換、となります。

その際にいわれた一言が、
HIDは熱量が高くリフレクター(反射板)とライトカバーを焼き、逆に光が減衰するから使わないでください、でした。

それと、リフレクターを磨くためのライト殻割り、これは最後の手段としてください、とも言われました。
どんなに精巧に作業を行っても漏水は必ず起きる、とのことです。

ヘッドライト黄ばみ
ライトの黄ばみきは研磨して落としました。それでもギリギリラインだった

さてLED一択となったところで、どのメーカーがいいのか、
これについては粗悪品が混在して出回っている理由にてAmazonや楽天にある市販物はまず対象外としました。

すべてが悪いわけではありません。が、素人がそれを識別子判断するのは難しいというもの。
車検適合について未掲載のもの、また海外製品で寿命や明るさや焼付きなど悪評の噂がある、
なにより自車に合うかどうかの確実性に欠けるもの、くらいしか算段できないからです。

すべて条件クリアできていても例の国製で粗悪品も多くて疑念しかないので対象外とします。

日本ライティング株式会社のLED球 に決定

まず必要な情報、ライトの適合形式。
CR-Xデルソルは702kというものでした。
これは90年代のホンダ車によく採用された規格。

そして情報収集。これはSNSが役に立つ。
有志のオーナーが、日本ライティング株式会社のLED電球を付けたモニターレポートを記載しているのを見つけました。

もともとビート専用の商品なのですが、同じ702kということで装着できるかどうかのモニタリングを、日本ライティング社からの提案要望にて装着したようです。

ホンダ・ビート
ホンダ・ビート。 もともとこの車用に生産・販売されている製品。

購入するには公式オンラインサイトから可能。
SSLもしっかり運営されていたので購入致しました。

色が3種選択できるみたいで、90車は3000k(ケルビン)というイエローバルブも車検通るという独自の利点もありますが、少しでも明るく、目的は車検適合なのですこしでも明るいもの、4000kのものを選びました。
(6000kは個人的に好みではない青白光なのでパス)

到着。青い鮮やかな箱にて梱包されています。
日本ライティング LED

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前準備編その2、コントロールユニットの設置場所を決める

さっそく中を拝見します。
LED球は発光部位と冷却ファン、そしてケーブルでつながれてるコントロール用のコントロール・ユニットで構成されています。
なので、球だけ交換すればOK、とはいかず、45cm程度のケーブルとその先につけられたコントロールユニットをボンネット内の空間に設置する、そのためのスペースを探す必要が出てきます。

日本ライティング LED

上の写真の左の黒い箱がコントロール・ユニット。ドライバーユニットとも。

このコントロールユニットを、狭くて高温になるエンジンルーム内の、はたしてどこに配置するか、が課題となります。
もともとデルソル専用ではないので、説明書にもそのあたりの記載はございません。SNSでつながっている同じデルソルオーナー有志も装着体験者がおらず、こればかりは自分で場所決めをしなければなりません。
有効なスペースだけでなく、そこには結束バンド等固定のための穴が空いている、などの条件も重なります。 穴あけとかはしたくない。両面テープ固定のみはちょっと不安です。

そこでまずサイズを計測と、ダミーモックを作ります。
今回購入した製品のユニットサイズは、W500✕H75✕D22mmです。

ケーブル長さは45cm(多少の誤差を考慮して)。

日本ライティング LED
日本ライティング LED
日本ライティング LED

ボンネットをあけて、場所の検証をします

自作したダミーモックをもちいて、実際にエンジンルーム内にあててみてどの位置が適切かを探します。

日本ライティング LED

ダミーモックは家電品の保護剤など適当な廃材を同サイズに製作。
青いのがモックです。 白いケーブルはまだ現役使用のUSBケーブルなので切断できなくて印をつけて対処しています。

この写真は運転席側、正面から見て左ライト側。 ここは適切な場所がありました。
すぐそばに結束バンド止め可能な穴があり、良好な空間をライトのすぐそばにみつけました。
上の黒いパイプはエア吸入口なので温度的に問題なし、右近くにラジエターとそれ用のファンがあるので空気の流れもできていそうです。左の設置場所はここに決定です。

右の同位置に同様のスペースがないか、残念ながらそこにはエアコン関連の部位が居座っていて、有効なスペースがありません。 別場所をさがします。

そして最終的にここに決めました。
日本ライティング LED

ヘッドライトから少しだけ離れた、ウインドウォッシャーキャップの上のあたり。
ここにちょうどいい設置空間がありました。バンド止め穴もあり。配線距離も余裕ありました。右側はここに決定です。

これで、設置場所は確定しました。

装着は、スキルのある方でしたら自分で設置できるでしょう。ですが私はその技術力はありません。なにより光軸調整が必須ですから素人には難しい。
交換には外す周辺装置がありそううだし。

なので、ホンダカーズ徳島応神店へ依頼します。
設置場所を資料まとめして提出し、装着をお願いしました。

LED交換完了、コントロールユニットの装着写真

日本ライティング LED
左側。コントロールユニット、無事装着できました。接地面は自動車用耐温度両面テープと、自動車用結束バントで固定しています。

自動車用結束バンドはエーモン工業製品。

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購入した結束バンドはこちら。耐熱必須。

日本ライティング LED
右側も指示させていただいた場所に無事設置できました。ケーブル長さも大丈夫だったみたいです。

いざ点灯。
日本ライティング LED
4000ケルビンという色温度は、昨今の青白いLED光とは異なりハロゲン球に近い色。違和感なく、良好です。

ただ、計測はハイビームで行うので、今回のLED交換でも少し足りなかったよう。

なので、次に試みるは4年間貼りっぱなしのライト保護フィルムをはがして、再度の研磨とコーティングです。車検通らなければ意味がない。

交換費用
バルブ+ポジション球(機器代) \34,000
技術料               \11,000
光軸調整             \5,500
合計              \50,500

最終更新日 2025年10月12日

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