ロゴ書体をトレースしてレプリカ作成
おすすめは委託会社へ発注し製作代行
現状のエンブレム。
いいかげん貼り直しをしようかと、パーツ注文したところ、かろうじてラスト1枚の純正品を入手することができました。
でも、ラスイチとなるといざ使うの、もったいない。
ということでレプリカを自作し、そっちを貼ることに致しました。
ついでにグレード「VGi」のステッカーも合わせて作成しました。
二択・カッティングマシンを購入し使うか、ステッカー業者へ依頼をかけるか
ステッカーを作成するにあたり、完全自作の方法と、業者に依頼する方法とがあります。
かつては、依頼する場合最低生産枚数が定められていて、大体50枚から100枚、ていうのが相場でした。業販向け会社が大半だったのですね。
ですが今では1枚からでも安価製作してくれる会社が多数あります。
自前でカッティングマシン、ローランド製ステカがその代表ですが所持あればいいのですが、私の場合持っていないので、原稿だけ作成して委託会社へ依頼することにします。
検索すればたくさんでてきますが、過去にいろいろ作成例のあった、「クワックワークス」に頼むことにしました。
原稿作成には専用ソフトが必要ですが、幸いAdobe Illustratorを所有しているので、これで作成です。
入手したオリジナルのステッカーをスキャンして、そのままなぞってトレースするというアナログなやり方です。レタリングなんて知識ありませんもの。
ところで、ステッカーの作成には多少なりの制約があります。細すぎる、小さすぎるデザインはステッカー生成ができません。この条件については各業者ごとに仕様があるので事前確認必要です。
今回もCR-Xという字体とVGiはいくつかの横ストライプで構成されているのですがこれは基準外ということで断念しました。
作成を依頼し生産してもらうもうひとつのメリットは、余白をはがされた状態で納品されることです。カッティングマシーン自作の場合データに基づいて切削をするだけなので、余白を剥がして台紙を貼るという行程も自身で行うためこの段階でミスをやらかしてしまうリスクもあります。委託だとその部分もプロが仕上げてくれますので完璧な形で手元に届きます。
大変なのは剥がし作業の方でした
なお今回3枚発注しました。失敗と予備を想定です。
そしていよいよ貼るまえに、前のを剥がします。
ここからが大変です。何しろ30年近く雨風と太陽にさらされたものなのでそう簡単に剥がれるものではありません。専用ステッカーはずし剤をもってしても、少しずつしか剥がれません。
日が経ち水分の減衰したゆで卵の殻をむく、もしくは、まだ完熟していない桃の皮をむく、この例えで伝わるでしょうか。
剥離スプレーを抜きつけて、ミリ単位で剥がして、取る。
この繰り返しです。
すべて剥がしとるのに、一日2時間で3日、トータル6時間かけました。
その跡面はコンパウンドを使い磨いて、かつて買ったワックス取り剤を使って完全に油分を除去して、貼ります。
実はこのステッカーの貼る位置というのはサービスマニュアルにて決められております。どこそこから何センチ余白、みたいなの。
でもそこまで追求はしていないので、剥がす前の写真と照らし合わせて「このあたりだろう」と概ね位置決めをして、貼って、完成です。
グレードのVGiも同様に剥がして、新しいのを貼ります。剥がす際に、真下の貴重な「ホンダベルノ」ステッカーに剥がし剤が浸透しないよう気を使いました。
完成
レプリカエンブレム貼り付け完成後のレビュー
オリジナルのステッカーは、カッティングタイプではなく、余白のある一体シールです。
でもレプリカのは余白のないカッティングタイプ。
洗車時に、CR-XのXの先端のような尖った部位がマイクロファイバークロスに引っかかって剥がれそうになります。洗い方、注意しなければなりません。
それ以外は概ね良好、もともと屋外用のステッカーの上色褪せを考慮してシルバーではなくホワイトを選んだので、これでしばらくいけそうです。
作業日:2023年5月17日ステッカー依頼、19日~21日貼り替え
ステッカー製作費 3枚で2,679円
ページ作成日:2024年6月26日
追伸
現在も良好状態を維持しております。