メーターの外し方
高度な技術は不要、ドライバーだけではずせます
90車のメーターは写真の通りアナログのものが多いです。
なので、メーターの明かりは電球に頼っています。メーター自体を上から光をあてて照らすものも昭和車に多くありましたが、一般には裏側に電球(ダイオード)が数個配置されメーターを光で透過させて浮き上がらせる仕組みになっています。
だから、球が切れることもあり、切れた箇所だけ暗くなります。
右半分が暗くなったタコメーター。
実はメーターはそれほど難易度高くなく外すことができます。なので、自分で電球交換を行ってみました。
球はホンダカーズにて純正パーツを入手。オリジナルのものは廃番ですが互換のある後継型がありました。
メーター交換球。型番35505-SX0-003、 予備分も含めて購入しました
必要な工具
プラスドライバーのみ。
メーターに連結されているカプラも、手で外せます。(冬場は固くなり外しにくいかもしれません)
作業開始
1. バイザーを外します。
メーターを外すまえにまずバイザーからはずしていきます。
バイザーは2本のプラスネジのみで固定されていますので、この2つのネジをまず外します。
この矢印の箇所に、下から付けられています
2.接合されているカプラを外して、バイザーを抜き取ります。
ゆっくりとバイザーを手前にずらしながら外し、ハザードやトランストップなどスイッチ部に接合されているカプラがみえたら、手で抜いて外します。
全部抜いたらそのままバイザーを引き抜き外します。
矢印のとこに見えてくるカプラを外します。右側にもあり
3.バイザーを外すと現れる3つのネジを外します
本命であるメーターを外しにかかります。3つのプラスネジを外します。
外した際に奥へ落として紛失しないよう注意。
4.メーターをずらして引き抜き、現れた2つの水色のカプラを外します。
メーターの向こう側につながれているカプラが2つあります。水色で幅が広いのですぐわかります。これを外します。
一見固そうですが、つまみを押さえて抜けば手で外せます。冬など冷えているときは固いかもしれません。
矢印が示すこのつまみを押さえこんで抜けば外れます。専用工具は不要でした。
これで、メーターが外れました。
5.メーターの裏面、ついているダイオード球を交換します。
球の取り外しは簡単で、45度くらい回転させれば引き抜けます。
せっかくなので消えた箇所のみではなく全球の交換を致しました。
ささっている黒いつまみ状のものがすべてイルミネーション球です。
一部型番の異なるものがついていますので誤認しないよう注意が必要です。
AT車の場合はインジケーターがついていますからMT車より交換数は多くなっています。
私のデルソルの場合MT車でABSもついてませんから交換は最低限数で済ませられました。
6.逆の手順でもとに戻して、作業終了。
外したと逆の順でメーターを元に戻し、バイザーを設置して、完了です。
その後、サンシェードなどを使って室内を暗くして、ライトオンし点灯を確認。
エンジンもかけて試運転もして各メーターが正常に動いているかも確認をします。
もし不動箇所があったらカプラの接合忘れか接触不良を疑わねばなりません。
無事、正常に点灯しメーターも明るくなりました。
メーターを外した際に、他の箇所もまとめて点検するとよいです。
私の場合トリップメーターにパウダー潤滑剤を吹き付けました。(しかし後日完全に動かなくなりました)
動画も公開しています。
最終更新日 2022年4月9日